ダイバーシティ推進で活躍する女性塗装職人


建設や塗装の仕事とは無縁。女性が働きやすい環境が決め手に

 

画期的な職人育成方法で、業界の注目を集める建設塗装の「(株)KMユナイテッド」(大阪市)に昨秋入社した中井麻由さん(23)。未知の世界に飛び込み「塗装職人」の道を歩み出した中井さんは「女性でも出来る」ことを示したいと奮闘中だ。

「将来的には特殊技能を身につけた塗装職人になりたい」と意欲的だ。

「この会社だ!と即決しました。働く女性、子育て中の女性への配慮がポイントでした」

飲食店で働いていたが夜が遅く、1歳になる子供の世話が不十分なのが悩みだった。昼間の仕事を探していた中井さんが偶然、目にしたのが「KMユナイテッド」の求人案内だった。経験不問、社員化、週休2日、時短勤務制度、キッズルームの設置。女性が働きやすい環境に心が動いた。

「建設や塗装はまったく縁のない世界でした。でも、元々自分の腕を活かす仕事をしたい気持ちが強かった。それに形に残るものをつくりたい思いもあり決めました」

 

短期集中型の職人育成プログラム

 

慢性化する建設業界の人手不足。その対策としてKMユナイテッドは、短期集中型の職人育成プログラムに取り組んでいる。女性活用もその一環だ。入社した中井さんは約2ヵ月間の研修で、塗装の前工程に当たる「養生」「パテ」「研磨」の作業に特化・集中して鍛えられた。そして昨年11月、ベテランの職人さんとタッグを組んで現場に出た。

ベテラン職人さんと現場作業をする中井さん

「いろんなタイプの職人さんがいて、教え方も様々です。でも、みんな仕事が好きなのが分かります。休み時間も仕事の話ばかりですから」

最初はトイレや着替えなどの職場環境が心配だったが、それも取り越し苦労だった。同じ道を進む6人の女性職人の存在も心強い。「現場に出て半年、甘い世界ではないのが分かってきました。まだ、私は下手くそですが、パテひとつでも仕事の結果がすぐにでるのが楽しいし、励みになります。」

元来が男の世界。体力やスピードでハンデがあるのは承知している。「その点は仕事の細かさや丁寧さでカバーしたい」と意欲を見せる中井さん。今は「前工程」に特化したエキスパートとしてのスキルアップに懸命だが、「将来的には特殊技能を身につけた塗装職人」を目指している。

KMユナイテッドが保有するキッズルーム。小さな子供を抱える女性が、育児と両立して仕事ができる環境づくりが評価され、経済産業省が選定する「新・ダイバーシティ経営企業100選」に選ばれている。(写真)KMユナイテッドが保有するキッズルーム。小さな子供を抱える女性が、育児と両立して仕事ができる環境づくりが評価され、経済産業省が選定する「新・ダイバーシティ経営企業100選」に選ばれている。

2016ロゴ
DSC_6440(写真)子どもと一緒に本棚のペイント作業をする中井さん。子どもでも安心して使える水性塗料(ベンジャミンムーア製)なら親子で楽しめる。

 

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