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ブランコでマルイカマルっと頂きますっっっ!!

 繊細な釣り味が人気のマルイカ。特別に大きくもなく、時には15センチに満たないミニも…。しかも、大釣りする人はベテランと呼ばれる少数だ。前日のトップ14匹。その上を狙ってファンの集まる松輪間口港の喜平治丸に乗った。(スポニチAPC 林 悠二)

 2隻出しで大型船に8人。片舷4人ずつ、ゆったりスタイルでの出船だ。

 初期と比べ水深が30〜50メートルとぐっと浅く釣りやすくなった。数も期待できる好機を迎え、釣り人も増えだした。

 「35メートル。潮が速いので注意してね」――港から数分の近場で、3号船の鈴木武之船長がゴーサインだ。

 トモで直結仕掛け組の2人が早速、竿をしならせた。当方の第1号は23センチのまずまずサイズ。イカが群れてる感じ。しかし、潮が速く投入1回ごとに旋回だ。

 「この地区は型が良いので好き」と良型を掲げたのは東村山市の橋本信三さん(52=会社員)。バケツ内は20〜23センチ級が目立つ。「視力が落ちて当たりが見づらくて…」と直結は避け、当たりがはっきり出る直ブラ仕掛け狙い。シェイク後、竿先に出る“ツン当たり”に神経を集中させていた。

 筆者は直結→直ブラを試したが思わしくない。そんな中、5センチの浮きスッテ×ブランコ仕掛けで数人が数を伸ばしている。狙う回数が少ないため、上手な人をコピーする作戦に出た。5〜7秒間隔に竿を立てるタイム釣り。オモリ着底→糸フケ取り→竿先静止→間を置いて大きく聞き上げる。このタイミングをマネると、すぐに当たりが出て一荷も2回。ブランコ仕掛けはハリスが長い分、スッテが自然に揺らぎ乗りを誘ってくれるのだ。

 合わせ遅れで切れた触腕が上がったり、吸盤だけも何度かあった。合わせ損ないが付きものの釣りだが、ブルンと来る当たりはスッテを放して逃げる時。ここをイメージした竿さばきが決め手となる。

 乗りの渋った1日で、釣果は1桁台が多く2隻のトップが18匹。筆者は10匹。“ツ抜け”してホッと胸をなで下ろした。

 ◯…どの地域でも数を伸ばすのは直結、直ブラ組。一部地域では束(100匹)釣りをする人も。そんな中、ここ喜平治丸ではブランコ仕掛けが目立つ。鈴木船長はこの世界で一世を風びした浮きスッテ「エロチカ」の考案者。その流れからかブランコの人が多い。メーカーの都合で市販はないが、宿には5本セット(1400円)の在庫があった。

 ◯…左隣は2日連続の釣行。「直結の練習で来た前日はオデコ。で、リベンジです」と話すのは世田谷区の荒井佑太さん(33=自営業)。やはり数が出ず後半、ブランコに切り替え結果、3匹上げた。「この釣りは奥が深いですね」。再度チャレンジを考えていた。